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「隣の家の少女」「リングテイル」「僕らはどこにも開かない」「アルジャーノンに花束を」「ポップ1280」 

最近読んだ本のメモ
「隣の家の少女」 ジャック・ケッチャム
少女が近所の家に養子として連れてこられる。好きになった少女が、少女の美と若さに嫉妬に狂った養母とその息子と息子の仲間達に虐待される。息子の友人の主人公たる少年も流れに逆らおうにも逆らえず虐待を眺めている話。
淡々とした作品。虐待ものなんだけど、どことなく煮え切らない中途半端な作品。ほのかに香る文学性が鼻につく。古典文学から匂ってくるあの香り。芸術性っていうのか、ハイハイ綺麗に纏まりましたって感じの臭い。文学性を主張するかのような臭い。嫌いな香りじゃないけど、わざわざ嗅ぎたくもない。
悪くないけど、こういう本を1冊読んだという経験値を手に入れたよって作品。

A20
M-
T25
S25
E15(何となく)


「リングテイル」1234巻 円山夢久
2000年出版だが、さらに10年前の雰囲気の作品。
80年台色強そうなハイファンタジー。ロードス島戦記の仲間なんじゃないかな(読んだことないけど)。絶対に時代が古い。
でも読ませるよ。
何かためになるようなことが書いてあるわけでも、この言い回し良いなぁなんて思うところもない。
でも読ませる。一気に読んだ。
文章を読むという行為が純粋に楽しいんだと思う。
特別な文体なわけでもない、ただ読ませる。
寝覚めが良い朝のような爽快な読後感。

A30-45
M10
T30
S-
E30-45(読後感)


この評価基準での最高傑作は
「イリヤの空、UFOの夏」秋山瑞人著
イリヤはただ読ませるだけじゃなく文体が最高なんだけど。
目で文字を追うことか純粋に気持ちいい。
視覚的かつ先へ先へと急がすような文体には驚愕です。

A35以上
M10
T20
S20
E75以上(文体)



「僕らはどこにも開かない」御影瑛路
狂気や異常や負を軸に世界を違う見方で捉えたって作品。
最近というか2000年前くらいからのライトノベル付近の延長。
ただその手の題材で話を作ったってだけ。主張にポーズが、というか主張を最重要にしていないだけ無いだけ読むに耐えられる。
だがら話が上手く出来ているかどうかで考える。
退屈はしない。だがレシピがあれば料理はいらない。
私はこの手の本に嗜好があるから、評価が厳しいのかもしれないし易しいのかもしれない。扱っている内容自体は実はインパクトのあることかもしれないし、本としてのレベルはずっと低いかもしれない。
ただ4年前読んでいたら嫌悪したと思う。多分この作者は題材と技術でしかカバーできない。

A10
M15
T5
S35
E5(もう一作様子見)


「アルジャーノンに花束を」D・キイス
感動する話だということも、感動する人が多くいることもわかるよ。

A30-50
M40
T20
S10
E25(幼少時のリアリティとか)


「ポップ1280」ジム・トンプソン
なんだか不思議な魅力がある。
アメリカの地方新聞で週刊連載されてそうな、でもそこには収まらないような。
夏から秋へと変わる青い空、見渡す限りの小麦畑、赤いトラクターの横で麦藁帽子の体格の良い老人が「何か話を聞かせてよ」と孫にせがまれて「しょうがない子だ、今日だけだぞ、おじいちゃんが子供の頃の新聞で書かれていた話しなんだがな」などと語り始めて、気づいたら厚い雲に覆われていて、子供が重い面持ちで、いつの間にか夕暮れで、「さ、帰るぞ。」と子供の肩をぽんとたたく。そんな情景が似合う。
どことなく御伽噺のようで、とぼけたようなユーモアと何処か重い後味が癖になる不思議な魅力。
余談だが、昔の18禁ゲームの雰囲気がどことなく漂う。

A35以上
M20
T30
S35
E50(作風としかいいようのないもの)



評価記号について

総合

物語性とでもいうか、演出、構成、設定など
要はお話としてどうかってこと

これは一番説明が難しい。
TVのコメンテイターに説得力がないのは何故か?
言わされているか、言っているか。
どこかで聞いたことのあることを喋っているだけかどうか。
主張あるいは熱意があるかどうか。
やりたいことをやっているかどうか

私の嗜好性、明るい話より暗い話、電波や青臭いは誉め言葉。

その他の特性

最高は100点
-は作品の評価に関係ないということ
「以上」それ以上だが判断がつかないということ

最後に、
独断と偏見に満ちてた評価だということ
かつ備忘録である

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文学をよく見てみると

; 園原基地(そのはらきち): 園原市内にある大規模な空軍基地。戦中旧軍の園原飛行場だった土地に建設された。航空自衛軍とアメリカ合衆国空軍が常駐している。UFOの目撃談が後を絶たない。; 園原電波新聞部(そのはらでんぱしんぶんぶ): 水前寺邦博が部長を務める園原中

  • [2007/04/21 11:10]
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